家を所有するということは、土地や建築費だけにお金がかかるわけではなく、そこに付随する費用が数多く発生しますし、維持していくためにも様々な費用が必要となります。
諸経費として必要となる様々な費用・・
長期間払い続けなければいけない住宅ローン・・
土地・建物という資産を持つがゆえにかかる固定資産税・・
生涯払い続けていかないといけない電気代・・
家を長持ちさせるために必要なメンテナンス費用・・
それゆえ、家づくりに掛ける予算は、これらを全て理解した上で決めるようにしないといけません。つまり、綿密な資金計画が必要だということです。そして、資金計画を立てる上で知っておくべきことは、少子高齢化が加速しているという事実です。
つまり、今後税や社会保険の負担が上がり、結果、給料の手取り金額が下がってしまうこと、かつ、年金の受給金額も下がることと、年金の受給年齢も引き上げられることを前提としてライフプランを考えないといけないということです。
さらに、大学への進学が当たり前となった現在、進学を前提とした子どもたちへの教育費用も今のうちから準備していかないと、とてもじゃないけど全く追いつかないのではないでしょうか?
それゆえ、家を建てることによって、日々の暮らしだけじゃなく、子どもたちの未来や自分たちの老後生活が、犠牲になるようなことにならないように、無理のない予算で家づくりをしなければいけないというわけなんですよね。
たとえ、家というものが一生に一回しか出来ない、夢と希望に満ちあふれた買い物であったとしても、です。
✔住宅ローンに対する認識を厳しく持つ
そして、家を建てるとなると、誰しもが住宅ローンを利用すると思います。ですが、認識しておかないといけないことは、住宅ローンという借入は、想像以上に多くの利息を支払うことになるローンだということです。
住宅ローンは、期間が長い分、雪だるま式にどんどん利息が積み重なっていってしまうからです。
貯蓄がたくさんあるとか、親御さんからの資金援助や土地提供があり、住宅ローン借入れを少なく出来る方なら、支払い年数を短く出来るため、利息の支払いも比較的少なくて済むし、選べる住宅ローンのバリエーションも増えるのですが、そうじゃないのだとしたら、つまりあなたが、自己資金も少なく(あるいはなく)、土地から購入しなければいけないのだとしたら、そもそも家づくりにかける費用を、現実的に考えていく必要があります。
たとえ、あなたの支払い能力以上の住宅ローン融資を受けることが出来るとしても、です。
とりわけ注意が必要なのは、夫婦共働きの場合ですね。2人の収入を合算すれば、いくらでも借入れすることが出来ますからね。貸し手である銀行の視点で見ると、住宅ローンは、とても手堅い貸し付けです。家という大切な資産を守るために、何にも優先して支払いしてくれる借金だからです。その他の費用を削ってでも、優先して支払ってくれる借金だからです。
それゆえ、銀行は可能な限り希望に近い金額を融資してくれようとします。そして、お付き合いがある住宅会社からの紹介ともなれば、多少厳しい条件だったとしても、なんとか融通してくれようとするものだったりします。これが、住宅ローンという商品の実態です。
35年という長期間に分割すれば、多少借入れが増えたとしても、 それぐらいならなんとかなると思ってしまい、妥協して後悔するぐらいなら、と、後のコトは深く考えず、気持ちが大きくなってしまうものです。
その結果、たやすく、自分たちのキャパを超える住宅ローンを組んでしまいます。そして、少しでも目先の返済を少なくしようと、選ぶべきじゃない住宅ローンを選んでしまったりします。
ご夫婦2人が、なんの支障もなく働き続けることが出来るうちは、この予算オーバーも、それほど大きな問題にはならないかもしれません。しかし、なんらかの事情が起こり、仮に、どちらかが働けない状況になってしまったとしたら?
あるいは、なんとか暮らしていけたとしても、暮らしていくだけで精一杯で、全く貯蓄していくことが出来ないとしたら?絶対に、豊かな暮らしを
続けていくことなんて出来ないですよね?
だからこそ、家づくりにおいては、先のことも考えた上で資金計画を行った上で、自分たちに合ったローンを選び、その予算の中で、自分たちが出来る家づくりを行っていただければと思います。
それでは、、、
追良瀬

