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リスクとリスクヘッジ

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家づくりをするにあたり4000万円を銀行から借り入れするとして、

1.変動金利

2.10年固定金利

3.全期間固定金利

この3つのどれを選ぶかによって毎月の返済負担が大きく違ってきます。

 

まず、変動金利はこの3つの中で最も金利が安いことが魅力である商品ですが、仮に0.7%という金利で40年返済にて4000万円を借り入れした場合、毎月の返済額は95,568円となります。

 

次に、地方銀行が主力として取り扱う商品である10年固定金利は現在1.4%前後が貸出相場ですが、この金利で40年返済にて4000万円を借り入れした場合、毎月の返済額は108,881円となります。変動金利より金利が0.7%上がったのですが、その結果、返済額が13,313円上がったというわけですね。

 

最後に、ずっと金利が変わらないことが魅力である全期間固定金利は、相場感としては2%前後ですが、この金利で40年返済にて4000万円を借入した場合毎月の返済額は121,130円となります。先程の10年固定金利と比べると返済負担が12,249円上がることになり、変動金利と比べると返済負担が25,562円も上がるという感じですね。

 

さて、あなたなら一体どの商品を選択されるでしょうか。

この3つの中でどれを選ぶかを決めるにあたって最も大きなポイントなってくるのが毎月の返済額だと思いますが、個人的なアドバイスをさせていただくとしたら、家計的に全期間固定を選んだ場合の返済額を出すことが出来るのだとしたら、変動金利か10年固定金利のどちらかを選んでいただき、全期間固定との間に生じる差額分を長期積立投資に回していただくことが最良の選択ではないかと考えています。

 

仮に、10年固定金利との差額である約1.2万円を今後40年間、新NISAのつみたて枠を利用しながら毎月つみたてていくとして、毎年平均で5%ずつ資産が増えていくとしたら、40年後その掛け金の合計 576万円が18007万円にもなるし、変動金利との差額で計算すると(毎月2.5万円をつみたてていくと)40年間の合計金額である1200万円が3764万円にもなる(2564万円増える)からです。

要は、この差額分を長期積立投資に預けていただくだけで「老後2000万円問題」が解決出来るので、そうした方がいいというわけですね。

 

✔️現金がリスクになる時代

ようやく日本にもインフレの波が押し寄せてきましたがデフレ渦においては「現金」が資産防衛の最良の手段だったもののインフレ渦において「現金」は資産を失うリスク商品となってしまうので、(100円の商品が50円になれば、1000円の価値は2倍に上がりますが、逆に200円になれば価値が半減してしまうからです)みんなに共通して言えることは、銀行への預金を最小限に減らし、長期積立投資を行なった方がいいということです。

 

積立投資をするということは、増えることころにお金を預けるだけじゃなく「=資産をドルでも持つ」ということでもあるからです。銀行預金だけだと価値が減っていく円でしか資産を持っていないことになりますからね。

 

ゆえ、これから家を建てる方は家にかける予算を見直し、また住宅ローン商品も吟味し、かつ、保険や車といった家同様にずっとかかり続ける固定費の見直しもはかっていただきつつ、これから訪れる未来のリスクに万全の備えをしていってください!

 

それでは、、、

 

追良瀬