
家を建てると同時に、毎月積立投資をしていただくことが今後の家づくりに必要なことだと個人的には考えているのですが、家賃より負担が上がる上、資産を所有することによって維持費もかかるようになることから、(固定資産税・火災保険・メンテ費用)積立投資資金を捻出するのはそう簡単なことではないと思います。
ましてや、日々の暮らしの中で何かを我慢することによってその資金を選出するとなれば、毎日が楽しくなくなり家を持ったことを後悔する可能性が高くなってしまいます。
ゆえに、そんな状況にならないために家づくりをするタイミングで「保険にかけるコスト」「家づくりにかけるコスト」この2つの固定費を最適化することで積立資金を捻出することをオススメさせていただいています。
まず、保険に関しては3つの軸で見直しをはかっていただきたいと考えています。
死亡保証の見直し
見直していただきたい1つ目の軸が「死亡保証」について、です。
理由は、住宅ローン金利の中にはもしものことがあった場合、残債が全て繰上げ返済される「団体信用生命保険」という掛け捨ての生命保険料が含まれているからです。
債務者(ローン名義人)にもしものことが起こった場合、残された家族の暮らしを守ってくれるとっても優れた保険が、です。
では、これはどういうことか?仮に(でする話ではないのですが)、債務者にもしものことがあったとします。この場合、債務者の収入がゼロになってしまうため、これから先生活していけるのだろうかと大きな不安を感じるかもしれません。
しかし、実際はそうなりません。債務者の収入は無くなるものの、大きな固定費である住居費がなくなるし、(固定資産税や火災保険料は必要ですが)所有する車の台数が1台減るし、(車1台の維持費は月5〜7万円だと言われています)債務者にかかっていた費用が全ていらなくなり、(生活費・交際費・保険代など)これらを相殺するとほぼ「±0」になるからです。
そして、それに加えて奥さんが働いていればその分収入があるし、その収入が高過ぎない限りは、国から遺族年金も支給されるからです。
そんなわけで住宅ローンを組むことが決まった瞬間、死亡保証型の生命保険は見直していただいていいと考えているわけです。
(仮に残すとしても子供たちが大学を卒業するまでで充分かと思います)
また、死亡保証も充実しつつ、貯蓄性も高いとされている「終身保険」なども実は入る必要がありません。
この保険は加入してからしばらくの間解約すると元本割れしてしまうのですが、これは保険会社に支払う手数料が高いからだし、貯蓄性を考えると同じ額を保険に預けるぐらいなら自分自身で積立投資をしていった方が圧倒的にお金が増えるからです。
そんなわけで保険によって過剰に死亡保証に備える必要もなければ、保険に貯蓄性を求める必要もないと考えている次第です。
では、今回はここまでにして次回は2つ目の軸である「学資保険」について
言及していきたいと思います。
それでは、、、
追良瀬